こんなにも好きになるなんて

妻と中学生の娘を持つ48歳の最後の恋
(2月で48になりました。1年間生きられました。)

秘密

【ちー】の住む近くの駅でランチをした。

いっぱい話をした。

あの頃はストーカーという言葉がなかったが、

ある意味【ちー】は私のストーカーだったと。

私が中3で【ちー】は中1だった。

それからずーっと私を忘れられずにいたそうだ。

 付き合うこともなく、友達とも違う微妙な関係。

32年もの間、忘れずにい続けることって考えても

私には想像もできなかった。


お互い32年の年月の間、色々なことがあった。

私は嫁にも話していない秘密を【ちー】に打ち明けていた。

誰にも話していない、一生秘密にするはずだった出来事。

それを【ちー】は黙って聞いていてくれた。

私はただそれだけで【ちー】の私への想いが判った気がした。

【ちー】はあの時と何にも変わっていなかった。


強がっている姿・・・

恥ずかしがる姿・・・

一途な想い・・・


別れ際、【ちー】は握手をして欲しいと言った。

そんな姿が愛おしく感じた私は、

「握手じゃなくてハグしよう」と言って

【ちー】を駅の改札口で抱きしめたのだった。


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